古民家リフォームにかかる費用の相場はどれくらい？

一般的に注文住宅を建てるよりも、中古の一戸建てを購入してリフォームする方が予算を抑えられる可能性が高くなります。しかし、古民家に限っては一般的に中古戸建てをリフォームする場合よりも高くなるケースがあります。そこで、この記事では古民家リフォームにかかる費用の相場について解説します。

 

□古民家リフォームの費用相場

戸建てリフォームの費用はリフォームの規模によって大きく変わります。例えば、築年数が20〜30年ほどの中古住宅のフルリフォームであれば1,000万円〜1,500万円ほどで収まったとしても、築年数の古い古民家のリフォームとなるとその倍以上の2,000万円〜3,000万円はかかってくるでしょう。

内訳としては、以下が目安になります。

・屋根リフォーム：100平米の家で100万円〜
・内装リフォーム：300万円〜
・水回りリフォーム：400万円〜
・耐震補強工事：150万円〜
・断熱リフォーム：300万円〜

そのほかにも、間取りはどうするのか、材質はなにを使うのか、家の広さはどれくらいなのか、などの条件によって金額は大きく前後します。この古民家のリフォームを検討している、と物件が決まっている方は、お気軽に見積もりのご相談にお越しください。

 

□リフォーム費用を抑える方法

古民家をリフォームするためには費用がかかりますが、補助金を使って抑えることができます。この章では碧南市が公開している補助金制度について、特徴と補助金額を解説します。

 

＊木造住宅耐震改修費補助事業

 

この制度では昭和56年5月31日以前に建築された古民家に対し、工事にかかった費用と設計費の合計が補助金対象となります。ただし、合計額の上限は50万円となり、設計費はかかった費用の2/3かつ30万円が上限です。

（参考サイト：木造住宅耐震改修費補助事業／碧南市）

 

＊住宅瓦屋根耐風改修等補助金制度

 

この制度では経年劣化して瓦が飛ぶことを防ぐために、瓦屋根診断と改修費が補助金対象となります。2001年以降に瓦屋根診断と改修がされていない家屋が対象で、診断補助は上限31,500円、改修費は上限20万円となります。

（参考サイト：住宅瓦屋根耐風改修等補助金制度／碧南市）

このような補助制度以外に、お客様ご自身で出来る事に対応していただくのも費用を抑える１つの方法です。
ですが、それを嫌がる建築会社もございますので要相談です。

 

□まとめ

古民家は中古戸建てを購入しリフォームするケースが多いですが、正確に予算を把握するためにも中古戸建ての状態を把握することが重要です。また、リフォームの内容によっては利用できる補助金制度もあるため、施工会社に確認しながらリフォーム計画を進めましょう。