日本家屋はなぜ暗い?暗い部屋を明るくするためのアイデア
2023/12/10
日本の伝統的な住まいである、日本家屋。
その独特の雰囲気や、歴史を感じさせる構造は、現代の住宅とは一線を画す魅力を持っています。
しかし、実際にそのような家に住む際、暗さを感じるという声も少なくありません。
本記事では、日本家屋がなぜ暗いのか、改善方法と併せて解説します。
◻︎日本家屋はなぜ暗い?
日本家屋が暗いといわれるのは、以下の要因が関わっています。
1:間取りの特徴からくる暗さ
古民家や日本家屋の間取りは、多くの場合「田の字型」とよばれる広い土間が家の中心にあり、その周りを部屋が取り囲む形状を指します。
このような間取りは、家族のコミュニケーションを円滑にするためのものであり、また、風通しを良くする効果もあります。
しかし、この間取りのため、部屋の中心部分が暗くなりがちです。
特に、家の北側に位置する部屋は、日当たりが悪いため暗く感じることが多いのです。
2:夏の暑さを避けるための構造
日本の夏は湿度が高く、猛暑日が続くことも少なくありません。
古民家や日本家屋は、この暑さを避けるための工夫が施されています。
例えば、夏の強い日差しを遮るための深い軒が特徴的です。
この軒のおかげで、室内は涼しく保たれますが、同時に部屋の中が暗くなる原因になってしまうことも。
3:増改築や周辺環境の影響
古民家や日本家屋は、長い年月を経て多くの改築が行われてきました。
その結果、元々の設計とは異なる形になっていることも少なくありません。
また、周囲の環境や隣接する建物の影響で、日当たりが悪くなってしまうことも考えられます。
◻︎日本家屋を明るくするアイディア
暗いといわれがちな日本家屋ですが、以下の方法を実践することで、明るくなる可能性があります。
1:照明の工夫
部屋の暗さを解消する最も手軽な方法は、照明を見直すことです。
現代のLED電球は、消費電力が少なく、明るさも十分です。
部屋の広さや用途に合わせて、適切なルーメンの電球を選ぶことで、部屋を明るくできますよ。
2:インテリアの見直し
部屋の色や家具の配置も、部屋の明るさに大きく影響します。
壁や床の色を明るいものにすることで、部屋全体が明るく感じられることも。
また、家具の配置を工夫することでも、光の通り道を確保できる場合があります。
3:窓の工夫
窓の大きさや位置、カーテンの種類なども、部屋の明るさに影響します。
大きな窓を設けると、たくさんの光を取り込めるからです。
また、遮光カーテンではなく、光を通すタイプのカーテンを選ぶことでも、部屋を明るくできますよ。
◻︎まとめ
日本家屋の暗さには、歴史や文化、構造など様々な背景があります。
しかし、ご紹介した通り、暗さを改善する方法も存在します。
本記事でご紹介した方法を取り入れることで、日本家屋でも明るく快適な生活を送れるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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