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古民家の定義は築年数?古民家ならではの構造の特徴をご紹介

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古民家の定義は築年数?古民家ならではの構造の特徴をご紹介

古民家の定義は築年数?古民家ならではの構造の特徴をご紹介

2023/07/16

古民家というと、自然に溶け込んだ藁葺き屋根や土間から続く田の字型の続き間など、古き良き「和」を感じる家が想像されます。
しかし、より具体的に「築年数が何年経過していると古民家である」といった定義をご存知の方は少ないことでしょう。
今回は古民家についての知識を深めたい方に向けて、古民家の定義や古民家ならではの構造の特徴をご紹介します。

 

□古民家に明確な定義はない

実は、古民家に明確な定義はありません。
ただ古民家として判断する目安に「築年数50年以上」という基準があります。
国の文化財の対象も「築年数50年以上」の建物です。
とはいえ、「築年数50年」となると現代的な家も古民家として定義されてしまうことになります。

そこで、一般社団法人全国古民家再生協会では「昭和25年(1950年)以前に建てられた伝統工法の住宅」としています。
昭和25年は以前の建築基準法が制定された時代であり、それ以前に建てられた住宅では「伝統工法」を用いているケースが多いためです。

このように、古民家に明確な定義はありません。
ただ、目安としての判断基準を加味すると、冒頭にて挙げたような古民家のイメージはあながち間違いではないことになります。

 

□古民家ならではの構造の特徴と魅力

古民家には伝統工法が用いられており、独特の構造が特徴的です。
特にこれからご紹介する4つは古民家ならではの魅力があり、どこか懐かしさを感じる風合いがあります。

 

1.大黒柱
家を支える最も太い柱のことを大黒柱といいます。
最初に中央に大黒柱を建ててから建設が始まり、家の象徴のような役割も担います。
材木には、強靭な耐久力を持ったケヤキが使用されていることが多く、年月を重ねるごとに独特な艶を増した見た目も魅力です。

 

2.柱
随所で家を支える役割を担う柱も、古民家ならではの構造の特徴です。
ケヤキ・クリ・ヒノキ・サクラなど、丈夫でシロアリを寄せ付けにくい素材が使われており、当時の知恵の深さを感じられます。

 

3.梁
古民家といえば立派な梁も魅力です。
屋根を支える役割を担い、古民家によっては一本木の独特な曲がりや風味を楽しめます。
リフォームでは梁を活用して、おしゃれで開放的な空間を演出するのが人気です。

 

4.屋根
古民家の屋根は、藁葺きや瓦葺きが一般的です。
藁葺き屋根はその土地で取れていたススキ・チガヤなどが用いられていました。
ただ明治以降には、耐久性や耐火性が高い瓦屋根が普及するようになったという経緯があります。
瓦屋根の上には鬼瓦があったり、軒の部分には丸い装飾に模様が描かれていたりと細かな飾りが魅力的です。

 

□まとめ

古民家に明確な定義はありませんが、一般的には「築年数50年以上」「昭和25年(1950年)以前に建てられた伝統工法の住宅」という目安で判断されます。
古民家には独特な構造があり、現代では感じ取れないような意匠があるのが魅力です。
古民家を活用した古民家再生にご興味がある方は、お気軽に当社にお問合せください。
 

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