古民家のリビングは暗くなりやすい?日当たりを良くする方法とは
2023/07/28
古民家にお住まいの方で「昼間でも電気をつけていないと暗い」とお悩みの方は少なくありません。
採光が取れていないと暗さが気になりますが、特に古民家ではその構造ならではの理由から、リビングが暗くなりやすい傾向にあります。
今回は、古民家のリビングが暗くなりやすい理由や日当たりを改善するリフォームについてご紹介します。
□古民家のリビングが暗くなりやすい理由
昼間でも暗さを感じてしまうのは、採光が取れていないためです。
特に古民家は、間取りが田の字型になっており、部屋と部屋が続き間になっています。
家自体の面積が広くなると四方を部屋に囲まれる窓のない部屋、つまり採光を取れない部屋が出てきてしまうのです。
通常、窓に面している場所以外からは採光を取れませんから、部屋と部屋に囲まれている真ん中の部屋には、当然光が届かなくなってしまいます。
一部の古民家の間取りでは、この真ん中の部屋がリビングになっていることが多く、暗さを感じてしまうことが多いようです。
「日当たりが悪い」というよりは「そもそも間取りからして部屋に囲まれている」から古民家のリビングは暗さを感じやすいといえます。
□リビングの暗さを改善するリフォーム方法とは
暗さを改善する解決策として最もシンプルなのは、そもそものリビングの間取りの位置を変更してしまうことです。
ただ、この方法は家全体の間取りを変えるリフォームを行いたい場合には有効ですが、部分的にリフォームしたい場合には大掛かりな工事になりすぎてしまいます。
他の改善策として挙げられるのは、以下の2つのリフォームです。
*1.天窓を設ける
天窓を設ければ、四方を部屋に囲まれていたとしても関係ありません。
方角や間取りの位置に左右されず、しっかり採光が取れるので、暗さも解決するでしょう。
欠点としては、明るすぎて眩しさを感じる可能性があること・冬場に積雪が多い場合には破損のリスクがあることの2つです。
特に破損のリスクは安全性にかかわるため、雪の多い山間部などにお住まいの方は採用できません。
*2.反射光を活用する
床に反射する光を活用して、リビングの奥まで光が届くようにする方法です。
これは自然のエネルギーをデザインに活用する手法=パッシブデザインの発想を応用したもので、特に大幅な間取り変更を伴わずに実現できます。
場合によっては眩しさを感じる可能性があること・緻密な計算が必要になることの2つの欠点はありますが、天窓のように安全性にリスクがないため、安心して取り入れられるのが魅力です。
□まとめ
古民家のリビングが暗くなりやすいのは、古民家特有の田の字型の間取り故にそもそも窓がない部屋があるためです。
最もシンプルな解決策は間取りを変えてしまうことですが、アイデア次第では他の改善策も有効となります。
古民家のリフォームをお考えの方はぜひ一度当社にご相談ください。
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