縁側のある古民家の素敵な活用法
2023/09/01
古民家には現代の家にはない様々な特徴がありますが、その中でもひときわ存在感を放っているのが「縁側」です。
「縁側でくつろぎながらすいかを頬張る」「座布団を持ち寄って、温かいお茶をすすりながら家族団らんの時を過ごす」というように、どこか懐かしさを覚える情景が思い浮かびます。
今回は、古民家にある縁側の種類や活用方法をご紹介します。
□縁側にも種類がある
ご存じない方も多いと思いますが、実は縁側にも複数の種類があります。
ここでは、縁側の代表的な4つの種類を見ていきましょう。
1.くれ縁
窓の内側にあるような縁側を、くれ縁と呼びます。
雨に濡れる心配がなく、晴れた日には窓を開けることで開放的な空間にもなるのが特徴です。
部屋を囲む廊下のような役割も担っています。
2.広縁
くれ縁のように窓の内側にある縁側の中でも、奥行きが120センチ以上あるような縁側を広縁と呼びます。
120センチというとセミダブルベッドの横幅と同じ長さになりますから、大人1人が寝転んでも十分に幅があるほどの広さです。
「入側縁」とも呼ばれています。
3.濡れ縁
くれ縁や広縁とは異なり、窓の外側にある縁側を濡れ縁と呼びます。
軒下部分に作られてはいるのですが、雨の日には濡れてしまうことがあります。
外からの出入りに用いる「玄関」のような役割を担っており、家からは独立しているものもあります。
4.落ち縁
濡れ縁の中でも、部屋から1段下がった部分に作られる縁側を落ち縁と呼びます。
より地面と近い状態になるため、庭との距離を近づけたい場合におすすめです。
段差があることから、庭の葉や砂が部屋に入りにくいというメリットもあります。
□古民家の縁側の素敵な活用法
*縁側でピクニックやアウトドア
敷物やクッションを持ち寄って、おにぎりやサンドイッチなどの食事を用意すれば、簡単にピクニックができます。
お庭が広い古民家であれば、縁側を活用しながらバーベキューも可能です。
家の中と外を繋ぐ縁側だからこそできる素敵な活用法です。
*縁側でお仕事
広縁のように広い縁側の古民家の場合には、縁側でお仕事をすることも可能です。
外の空気を直に感じながらお仕事をすると、気持ちも切り替えやすく、集中しやすい環境になります。
少し一息つきたいときには、縁側からお庭に出てみるとリフレッシュできますね。
*縁側で日光浴
「縁側浴」とも呼ばれているのが、縁側でのんびりと日光浴をする活用法。
くつろげる椅子やハンモックを用意して、暖かな日の光を浴びながらゆっくりと時間を過ごしましょう。
外の音もよく聞こえてくるので、自然に癒される空間となります。
□まとめ
今回は、古民家の縁側の種類や活用法をご紹介しました。
縁側は内でも外でもない曖昧な空間で、その狭間を楽しめる素敵な空間です。
「第2のリビング」のように考えると、様々な活用法が浮かんできます。
ぜひ自分なりの使い方を見つけながら、縁側のある暮らしを楽しんでください。
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