古民家の窓は隙間ができやすい|隙間を埋めるのに有効な方法は?
2023/10/27
古民家は劣化の進行や構造上の特徴から、冬は冷え込みやすくなっています。
その中でも特に注意しておきたいのが、窓の隙間について。
「壁よりも窓に囲まれている」という表現が強く当てはまる構造をした古民家もあるなかで、窓の防寒対策は必須項目です。
今回は、古民家の窓が冷え込みやすい理由や隙間をなくすのに有効な方法をご紹介します。
□古民家の窓が冷え込みやすい理由
1.隙間風が入りやすい
古民家は少なくとも築年数50年以上が経過したものであるため、どれだけメンテナンスが施されていたとしても、少なからず劣化が進んでいます。
長い間人が住んでいなかったり、放置されていたりした古民家であれば、建物自体が歪んでしまうほど劣化が進んでいることもあるかもしれません。
建物自体が歪むと窓との接着面に隙間が生じ、そこから隙間風が入るようになってしまいます。
暖房をつけたとしてもこの隙間から暖かい空気が逃げてしまうため、いっこうに暖かくなりません。
2.そもそも断熱が施されていない
近年の住宅であれば、窓自体に断熱効果の高い素材が使われていたり、サッシが工夫されていたりと、様々な手法で断熱が施されています。
しかし、そもそも断熱という考えが普及し始めたのは、1980年の省エネ法が制定されてから。
築50年以上が経過している古民家には最初から断熱が施されていないことが多く、外の環境の影響を受けやすくなっています。
3.単板ガラスを使用している
単板ガラスとは、ガラスの板が1枚だけでできている、いわゆる「板ガラス」のことです。
近年の住宅では板ガラスを複数に重ねた「複層ガラス」が一般的であり、単板ガラスは普及していません。
単板ガラスは複層ガラスに比べて外の冷気を室内に伝えやすくなっており、防寒対策には心許ないのが特徴です。
□古民家の隙間風に有効な対策
ここまで、古民家の窓は様々な理由から冷え込みやすいことをご紹介しました。
しかし、だからといって手の施しようがないわけではありません。
古民家の窓、特に隙間については、簡単な対策から試せます。
*手っ取り早い「隙間テープ」
手軽かつ低コストで実現できるのが、隙間テープによる対策です。
ホームセンターなどで簡単に入手でき、貼るだけで隙間風を防止できます。
*確実な「窓のリフォーム」
より確実に隙間風対策をしたいのであれば、思い切って窓のリフォームを検討するのもおすすめです。
窓のリフォームでは、内窓を設置したり、サッシを交換したりします。
冷たい隙間風をなくすだけでなく、断熱効果も高められ、お部屋の暖房効率が良くなるでしょう。
ただ、窓の部分的なリフォームだけでは断熱の最大限の効果を発揮できません。
古民家の寒さに悩んでおり、家全体を見直したいという場合には、壁や床など他の部分のリフォームも検討するようにしましょう。
*必ず確認しておきたい「シロアリ」
劣化や歪みではなく、シロアリの食害によって窓に隙間が生じている可能性もあります。
特に湿度の高い地域にある古民家の場合は、シロアリが好む環境が整っているため、そのリスクは高いといえるでしょう。
窓以外にも、水回りで風が通っているように感じられるのであれば、シロアリの被害を受けている可能性が高いです。
一度専門家に相談することをおすすめします。
□まとめ
古民家は隙間が生じやすく、冬は冷え込みが強くなります。
隙間を埋めるだけの手軽な対策であれば、隙間風テープが有効ですが、確実な方法を取るのであればリフォーム一択です。
古民家のリフォームを検討しているのであれば、実績豊富な当社にぜひお任せください。
お客様からのご相談をお待ちしております。
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