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古民家の基礎工事の内容とは?DIYで補修できる部分もご紹介!

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古民家の基礎工事の内容とは?DIYで補修できる部分もご紹介!

古民家の基礎工事の内容とは?DIYで補修できる部分もご紹介!

2024/01/28

古民家のDIYが好きな方の中には、その歴史ある家屋の基礎に関する深い知識や、補強方法、自らの手での修繕方法に興味を持っている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、古民家の基礎工事の種類と特徴、そしてその補強・修繕方法についてご紹介します。

 

□古民家の基礎工事の内容とは?

古民家には、その歴史や伝統を物語るような魅力があります。
その根底にあるのは、しっかりとした基礎工事です。
特に、古民家で用いられる「玉石基礎」と「ブロック基礎」は、その特性と維持方法において大きく異なります。

 

1:玉石基礎

玉石基礎は、日本の伝統的建築において長い歴史を持つ工法です。
この工法では、丸く加工された自然石(玉石)を地面に配置し、その上に建物の構造を支える木材(束)を設置します。
古くはコンクリートの存在しない時代から使用されており、自然素材のみを用いたこの方法は、環境に優しく持続可能な建築の例ともいえます。

しかし、玉石基礎にはいくつかの問題点があります。
特に地震が多い日本では、玉石が独立して配置されているために、地震の際にずれやすく、建物の安定性を損なう可能性があります。
さらに、基礎の近くにある木材が湿気を帯びやすいため、長期にわたる腐食のリスクも伴います。
これらの問題に対処するためには、土壌の除去や土間コンクリートの流し込み、適切な防湿処理などが必要とされます。

 

2:ブロック基礎

ブロック基礎は、無筋コンクリートブロックを使用した比較的新しい工法です。
この基礎は、鉄筋を含まないために製造コストが低く、設置も容易です。

しかし、その反面、耐久性に課題を抱えています。
無筋コンクリートは時間と共に強度が低下し、特にひび割れが発生しやすい特性を持っています。
これは建物の安全性に直結する問題であり、定期的な点検と必要に応じた補強が不可欠です。
ブロック基礎の補強には、エポキシ樹脂を用いた補修や、追加の鉄筋の設置などが行われます。
これにより、基礎の耐震性や耐久性を向上させられます。
また、ひび割れが発生した場合には、専用の補修材での処理が効果的です。

 

□DIYで補修できる部分は?

DIY愛好者が自らの手で挑む古民家の補修は、特に基礎において重要です。
玉石基礎やブロック基礎における補強方法は異なりますが、DIYで可能なアプローチは存在します。

 

1:玉石基礎のDIY補修

玉石基礎は土間コンクリートを流し込むことで補強が可能です。
この工程には、砕石の敷設、転圧、透湿シートの設置、配筋、コンクリートの打設が含まれます。
これにより基礎の強度が増し、湿気から保護されます。

 

2:ブロック基礎のDIY補修

ブロック基礎には、エポキシ樹脂とアラミド繊維を用いたハイブリッド工法が効果的です。
この方法では基礎の表面にエポキシ樹脂を施し、アラミド繊維を貼り、重ねて仕上げることで耐震性を高めます。
ただし、より複雑な修繕は専門会社の手を借りるのが適切です。

 

□まとめ

古民家の魅力を保ちながら、安全かつ堅固な基礎への補強や修繕は、その歴史を守るうえで欠かせない工程です。
玉石基礎とブロック基礎はそれぞれ異なる特性を持ち、DIY愛好者が自ら手を加えることで、これらの基礎を強化し、長く愛される古民家を維持できます。
専門家とDIYの両方の知識を活用し、古き良き家屋を次世代へと繋いでいきましょう。
 

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