古い家リフォームのメリットデメリットとは？費用や注意点も解説

2024/08/16

築年数の古い家に住んでいて、リフォームを検討しているけど、どこから手をつければいいか悩んでいる方はいませんか。
「愛着のある家をリフォームしたいけど、費用がどれくらいかかるか不安…」
「耐震補強も必要だけど、補助金制度ってどうすれば使えるの。」
そんな疑問をお持ちの方のために、古い家リフォームのメリット・デメリット、費用相場、補助金制度、耐震診断について解説していきます。

□古い家リフォームのメリットとデメリット

古い家をリフォームすることには、新築とは異なる魅力があります。

1:愛着のある住まいに住み続けられる

住み慣れた家は、家族の歴史が詰まった大切な場所ですよね。
リフォームなら、その思い出をそのままに、快適な空間を手に入れられます。
新築のように、環境や生活スタイルを一変させる必要がないので、安心して住み続けられます。

2:新築よりも費用を抑えられる

部分的なリフォームであれば、新築に比べて費用を抑えられることが多いです。
特に、キッチンやトイレなどの水回りや、屋根、外壁などの部分的な改修は、比較的低予算で済むケースが多いです。

3:仮住まいの必要がない場合がある

新築の場合は、解体から建築まで時間がかかるため、仮住まいが必要になります。
しかし、リフォームは、工事内容によっては、仮住まいなしで済む場合もあります。
住みながらリフォームできるため、生活を大きく変えることなく、快適な住まいを実現できます。

一方で、古い家リフォームにはデメリットも存在します。

1:間取り変更が自由にできない場合がある

築年数の古い家は、構造上の制約がある場合があります。
そのため、希望通りの間取りに変更できない可能性も。
特に、耐力壁が設置されている場合は、間仕切り壁を撤去できないケースがあります。
リフォーム前に、施工会社に相談して、可能な範囲で希望を叶えるようにしましょう。

2:構造部分の劣化がひどいと費用がかさむ

築年数が経つにつれて、建物の構造部分も劣化していきます。
特に、基礎や柱、梁などの重要な部分は、安全性を確保するためにも、適切な補修が必要です。
構造部分の劣化がひどい場合は、リフォーム費用が高額になる可能性があります。
場合によっては、建て替えの方が費用を抑えられるケースもあるので、専門家に相談して判断することが大切です。

3:地盤の改良はできない

リフォームでは、地盤そのものを改良することはできません。
地盤が不安定な場合は、リフォームする前に地盤改良が必要になります。
地盤改良は高額な費用がかかるため、リフォーム前に地盤調査を行い、状態を確認することが重要です。

□古い家リフォームの費用相場と注意点

リフォーム費用は、工事内容によって大きく異なります。

1:具体的な費用相場

・キッチンリフォーム：50万円～150万円程度
・トイレリフォーム：15万円～60万円程度
・リビングリフォーム：10万円～150万円程度
・屋根塗装・リフォーム：50万円～100万円以上
・耐震補強：平均189万円
・間取り変更：15万円～100万円以上
・断熱リフォーム：20万円～120万円程度
・増築・減築：8畳あたり210万円～400万円、7～9畳あたり110万円～380万円
・バリアフリーリフォーム：箇所によって3万円～55万円

2:リフォーム費用を抑えるためのポイント

・予算を明確にする

リフォーム前に、予算をしっかりと決めましょう。

・間取り変更は最小限に

間取り変更は、費用がかかりやすいので、最小限にすることを検討しましょう。

・DIYを活用する

一部の作業をDIYで行うことで、費用を抑えられます。

・補助金制度を活用する

国や自治体から、リフォーム費用の一部が補助される制度があります。

3:リフォームにおける注意点

・構造部分の劣化：構造部分の劣化がひどいと、リフォーム費用が高額になる可能性があります。
・地盤の安定性：地盤が不安定な場合は、リフォーム前に地盤改良が必要になります。
・耐震基準：古い家は、現在の耐震基準を満たしていない場合があるため、耐震補強が必要となる可能性があります。
・専門会社への依頼：リフォームは専門知識が必要となるため、信頼できる会社に依頼することが大切です。