古民家の結露対策には断熱リフォームが有効的!
2023/07/13
古民家は構造の特性上、冬場は特に冷え込みやすい特徴があります。
それゆえに結露が起きやすく、窓に水滴が滴るのは日常茶飯事だというご家庭もあるでしょう。
このような結露を対策するには、断熱リフォームが効果的です。
断熱リフォームは結露を対策するだけでなく、ご家族がより住みやすい環境にすることが叶います。
今回は、結露に悩まされる古民家におすすめしたい断熱リフォームをご紹介します。
□古民家で結露が起きやすい理由
冒頭にて少し触れましたが、古民家は構造の特性上、結露ができやすい傾向にあります。
これには、古民家自体が夏場の湿気を逃がすための構造になっていることが影響しています。
基礎部分ともいえる床下では、空気が通過しやすいように「玉石基礎」が採用されており、室内の構造も風が通りやすいようになっているのです。
自然の材料が持つ保温性のみに頼っているため、冬の寒さには適していません。
しかし、この通気性の良さが日本の多湿な環境に適しており、こうして現代にも残る家となったと表現できます。
当時であれば囲炉裏などで局所的に暖める方法が主流だったのですが、現代では部屋全体を暖めるエアコンが主流です。
外気と触れる場所で気温差が生じやすくなってしまったため、結露ができやすくなっています。
現代のライフスタイルに合わせるためには、断熱リフォームが効果的といえるでしょう。
□古民家の結露対策には断熱リフォーム
古民家の断熱リフォームは、部分的ではなく全体的に行うことが大切です。
断熱リフォームは部分的に行ってもほとんど効果を得られないため、注意してください。
床の断熱リフォームでは、床下に断熱材を入れるのが一般的です。
床板が1枚だけになっている場合には、下地工事が必要になります。
屋根の断熱リフォームでは、一般的には屋根の室内側の面に断熱材を取り付けます。
天井の強度や状態によっては、天井自体をつくり直さなければならない場合もあります。
壁の断熱リフォームでは、壁の上から断熱材を入れます。
結露対策を加味する場合は、壁材を吸湿作用のある自然素材にするのがおすすめです。
古民家の雰囲気とも非常に合います。
窓の断熱リフォームでは、サッシや窓ガラスの交換が主流です。
既存のサッシに高性能なガラスを付け加える複層ガラスは、結露の予防にもつながります。
このような全体的なリフォームを行うと、冷え込みやすい古民家も暖かく暮らしやすい家へと生まれ変わります。
機能的な古民家にリフォームして、これからも長く住み継いでいける住宅を目指しましょう。
□まとめ
古民家は夏場の湿気を逃がすことを目的として建てられており、冬場の寒さには弱い一面があります。
現代のように部屋全体を暖めるようなスタイルとは相性が悪く、結露が発生しやすいでしょう。
結露の対策には、断熱リフォームが効果的です。
古民家の断熱リフォームについて何かご不明点がある場合は、お気軽に当社へお問合せください。
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