築60年の木造住宅も安心!耐震補強のポイントと実践可能な8つの方法
2023/11/28
地震の多い日本で安全な住まいを求めるためには、耐震補強が必要不可欠です。
築年数の古い家でも、適切な耐震補強を行えば安心して生活できます。
本記事では、築60年の木造住宅でも安心できる耐震補強のポイントをご紹介します。
◻︎築60年超えの木造住宅でも安心!耐震補強の必要性
築年数が古い物件では、以下の理由から耐震補強が必要です。
1:1981年以前の家のリスク
1981年以前に建てられた家は新耐震基準が適用されていないため、耐震工事が必要です。
特に築60年以上の木造住宅は、壁の面積や地盤、構造の老朽化から、耐震性が低下している可能性が高いです。
新しい基準に基づいて補強を行うことで、安全性を確保できます。
2:壁の面積が少ない家の危険性
壁の面積が少ない家は、地震の際に大きなリスクを持っています。
特に1階の壁が少ない場合、地震の力に耐えられず、倒壊する恐れも。
元々の構造にもよりますが、大きな窓や車庫がある家は、地震時も屋根や二階部分の重さに耐えられるかどうか点検が必要でしょう。
3:軟弱地盤の家の問題点
地盤が軟弱な家は、地震のエネルギーにより、液状化や地盤沈下のリスクが高まりまるため、壁の補強や基礎の補強が必要です。
◻︎築60年木造住宅の耐震補強はどうする?
具体的な耐震補強の方法を、以下で8つご紹介します。
1:既存壁の補強
壁の補強は、既存の壁の上から特殊なパネルを使用して行います。
このパネルは、変形しにくく、揺れに対する耐力が高いため、効果的です。
2:耐力壁の追加
耐震診断で壁量の不足が確認された場合、耐力壁を追加することで、安全性を向上させられます。
3:筋交いの追加
筋交いは、壁の揺れを防ぐ役割があります。
全ての壁に筋交いが入っているわけではないため、追加することで耐震性が高まります。
4:屋根の軽量化
重い屋根は、地震の際に大きく揺れる原因となります。
軽量な素材に変更することで、揺れを抑えられます。
5:基礎の補強
基礎にひび割れがある場合、補強が必要です。
既存の基礎を補強することで、安全性を確保できます。
6:土台の補強
土台は、建物の重要な部分です。
腐朽やシロアリ被害がある場合、補強が必要です。
7:耐震補強金物の追加
筋交いや柱の接続部に耐震補強金物を追加することで、地震の際の脱落を防げます。
8:外壁を解体し内部を補強
外壁を解体して中の柱や梁を補強することで、全体の耐震性を向上させられます。
◻︎まとめ
築年数が古い物件では、現代の耐震基準を満たしていなかったり、壁が少なかったりすることから、耐震補強が必要です。
築60年以上の木造住宅でも、ご紹介した8つの耐震補強を行うことで、安全に生活できます。
本記事を参考に、より長い期間大切な住まいでの暮らしを楽しんでくださいね。
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